採用ブランディングの最終目標
採用ブランディングで、優秀な人材を獲得する。
最終的な採用枠（採用人数）は実施前と同様であったとしても、エントリーや応募者などの増加から採用の母集団形成を図り、貴社内定基準に該当する優秀な人材と広くコミュニケーションを図ることで、優秀な人材の獲得を目指します。
採用ブランディングプロジェクトの全容
採用ツールをつくる前に、採用ブランドをデザインする。
自社が求める人材セグメントからの応募が無い、求職者の応募が少ない、採用内定者の辞退が多い、社員の離職率が高い。このような場合の多くは、給与や福利厚生などの待遇面だけにあるのではなく「採用ブランド」力の不足が多大な影響を及ぼしています。
優秀な人材ほど給与や福利厚生などの待遇面ではなく「やり甲斐」「社風」「社会貢献」などのモチベーション要素を重視する傾向にあるため、優れた人材を獲得するためには、自社の魅力を最大限に伝え「刺激的でやり甲斐があり、熱意をもって取り組める会社」「この人たちと一緒に働きたい」「自身の能力向上を望めるスキルトレーニングがある会社」などと感じてもらわねばなりません。
そのために、はじめに行わなければならないのが「採用ブランディング」であり、採用ブランドを具現化する「採用ツール制作」です。
①採用ブランディング戦略 策定フェーズ［実施期間/1.5〜2ヶ月間］
オリエンテーション及びヒアリングからターゲット像の明確化を図ります。また、他社との違いから仕事のやりがいなど、モチベーション要素の明確化を図ります。
②採用ブランディング 開発フェーズ［実施期間/2.5〜6ヶ月間］
前項で明確化された差別化要因をもとに、採用コンセプトの策定から採用ブランド像を具現化し、Webサイト、パンフレット、動画などコミュニケーションツール開発を行います。
③採用コミュニケーションフェーズ［ツール開発後〜選考期間］
開発したコミュニケーションツールの発信に向け、プロモーション各種やコミュニケーション計画を策定。中長期にかけコアターゲットとの継続的なコミュニケーションを図り、採用市場における顕在層・潜在層の囲い込みを行います。なおコミュニケーションは、継続して行うことが大切です。
採用ブランディングプロジェクトの詳細
採用ブランディングは、自社の魅力を知ることから始まる。
企業が人材獲得競争で優位に立つために、「この会社で働きたい」と思ってもらえるようなブランドイメージを築くことを目指します。特に優秀な人材の確保が困難になっている現在、採用ブランディングは中長期的な人材戦略の中核とされます。
採用ブランディングのプロセス
採用ブランディングは、求職者から「選ばれる企業」になるために、自社の魅力や価値観を明確化し、求職者に一貫したメッセージを届ける取り組みです。単なる求人活動にとどまらず、中長期的な人材確保と企業成長を支える重要な戦略の一つです。そのプロセスは次のようなステップで進められます。
採用ブランディングに向け採用対象を定める
01.キックオフ・ミーティング（オリエンテーション）
キックオフ・ミーティング（オリエンテーション）は、貴社を深く理解することを目的に実施します。事前のヒアリングシートをご記入頂くことで、現状の課題や今後の目標を同時に把握し、貴社を俯瞰して分析することで、今まで見えていなかった貴社の本当の魅力を抽出していきます。
02.採用ターゲットのペルソナ設定
ヒアリングやアンケート結果などをもとに、貴社が求める人物像を細かく設定していくことで、以降のコミュニケーション戦略のターゲットを定義します。またペルソナはそのまま放置せず、求める人物像の変化に応じて常にアップデートしていきます。
採用ブランドの核を見つけ定義する
03.企業・事業分析
ミッション、ビジョン、バリューなどの社会的意義や、市場・競合・自社の3Cから貴社の強みや違いを見つけ、仕事の魅力ややりがいを定義していきます。
04.EVP（従業員価値提案）分析
優秀な人材を採用・定着させるEVP（従業員価値提案）を明確化し、言語化していきます。EVPは、金銭的・物的報酬だけでなく、成長環境、ワークライフバランス、共に働く仲間、企業風土なども含め、企業が従業員に対し提供できる全ての価値を指しています。
採用ブランドの共通概念を策定する
05.採用コンセプト開発
前項で言語化されたEVPをもとに、採用コンセプトを策定していきます。採用コンセプトは、求職者への訴求だけでなく、企業側にも一貫した共通言語となるため、全ての担当者間でのコンセプト共有が不可欠です。
採用ブランドの価値を具現化する
06.採用ブランド開発
前項までに定めた要件を採用ツールに展開。伝えたいことと、伝わったことの差異が生じることのないよう、明確なコンセプトと制作テーマを持って採用サイト、採用案内パンフレット、採用動画などの企画・デザインを進めていきます。
採用ブランドを発信する
07.採用コミュニケーション（採用サイト）
情報は、待っているだけでは、なかなか伝わりません。大切なのは、ターゲットとのタッチポイントをいち早く築くことです。そのため、採用媒体やエージェントだけでなく、SNS運用や各種Web広告をサポートします。
また、採用サイトやSNSを活用し、採用ブランドを継続的に発信していきます。必要に応じてリスティング広告や各種SNS広告での配信を行うなど、採用市場における認知拡大を図り、顕在層・潜在層の囲い込みを図ります。
08.採用コミュニケーション（リアル）
優秀な人材とのタッチポイント形成に向け、ターゲット向けのセミナー、勉強会、イベントなど、各種コミュニケーション活動の発信・配信を支援します。継続したコミュニケーションを図ることで、はじめて応募の母集団形成を図ることができます。
09.採用コミュニケーション（説明会など）
形成された母集団との更なるコミュニケーションに向け、採用に向けたコミュニケーション活動を支援します。また、実施されたコミュニケーション施策はオウンドメディアで情報発信しアーカイブすることで、更なる母集団形成を図ります。
さらに、開発したコミュニケーションツールの発信に向け、プロモーション各種やコミュニケーション計画を策定します。中長期にかけコアターゲットとの継続的なコミュニケーションを図り、採用市場における顕在層・潜在層の囲い込みを行います。なおコミュニケーションは、継続して行うことが大切です。
採用ツールの活用シーン
採用ツールを組み合わせて使うことで、相乗効果が期待できる。
採用サイト、採用案内パンフレット、採用動画などの採用ツールは、それぞれ異なる媒体特性を持っており、活用シーンを使い分けることで効果的な採用活動が可能になります。また、各媒体の特徴を活かし、採用ツールを組み合わせて使うことで相乗効果が期待できます。
例えば、「採用サイトで募集の全体像を伝え、採用動画で心を動かし、採用案内パンフレットでご家族への情報伝達を行う」などが理想的です。以下に採用ツールの主な活用シーンをご紹介します。
採用サイトの主な活用シーン
採用サイトの特徴は、圧倒的な情報量と更新のしやすさにあります。インターネットが使用できる環境であれば24時間いつでも閲覧可能で、リクナビやマイナビを代表する求人媒体からのリンク先として、興味を持った求職者にさらに詳しい情報提供を行うことで、応募動機の喚起を図ることができます。また、求人媒体を介さない採用サイトからのエントリーや説明会予約などの動線を設けることで、1年を通して採用促進を図ることができます。
採用動画の主な活用シーン
採用動画の特徴は、ストーリー性を持たせることで、視聴者の感情に深くリーチする点にあります。カメラアングルやモーショングラフィックを駆使した視覚的訴求や、感情を刺激するBGMを駆使することで、求職者の記憶に残る演出が可能なのも、採用動画ならではの特徴だと言えます。 採用サイトやYouTube、SNSで公開するほか、説明会での自社紹介に活用するなど、採用活動のあらゆるシーンで多岐に活用することができます。
採用案内パンフレットの主な活用シーン
採用案内パンフレットの特徴は、求職者の手元に残すことのできる数少ない採用ツールである点があげられます。そのため、就職イベント会場での配布や設置、就職合同説明会や会社説明会での企業紹介・採用案内、大学・高校・専門学校などへの設置・送付、面接時や内定者向け資料としてなど、採用パンフレットは、企業認知度の向上やご家族への情報伝達に向け、企業が能動的にアプローチできる採用ツールとして広く活用されています。
採用ブランディング実績
パドルデザインカンパニーの採用ブランディング実績を紹介
私たちは、企業の魅力を最大限に引き出し、求職者に響き届く採用ブランディングを多数手がけてまいりました。以下に、パドルデザインカンパニーの代表的な採用ブランディング実績をご紹介します。
ミスマッチ解消に向けた採用ブランディング実績｜南総通運株式会社
変革期にある物流業界を意識して「新しさ」を打ち出した採用ブランディングを行なっていた同社ですが、ミスマッチが採用課題に。そこで、本質的な魅力を振り返り「流されない人になろう。」の採用メッセージを開発。採用サイト、採用動画、そして2種類の採用案内パンフレットや採用リーフレット、採用ポスター、説明会用スライド資料など、すべての採用ツールを刷新し、採用ブランディングを図りました。
思いを伝える採用ブランディング実績｜株式会社細田組
“つなぐ”を採用コンセプトに、「ずっと、つなぐ。」の採用メッセージを開発。新卒・既卒者に向けた全方位型の採用サイト、採用動画制作を行いました。採用サイトでは、「ほそだぐみがつなぐもの」をテーマにストーリーを展開し、同社の思いを伝えています。採用動画では社員4名のインタビューを収録。「見たことのない私」になれることを、求職者にアピールしています。
ニッチさを強みに転化する採用ブランディング実績｜株式会社不二製作所
“オンリーワン”を採用コンセプトに、「唯一だから、おもしろい。」の採用メッセージを開発。新卒者向けの採用サイト、採用動画制作を行いました。「唯一無二の装置」「唯一無二の仕事」「唯一無二の会社」という切り口でコンテンツを展開し、先輩社員インタビューを交え企業の強みや魅力、仕事のやりがいや社員の人柄を伝えています。
女性社員の採用強化に向けた採用ブランディング実績｜JFEプロジェクトワン株式会社
“プラント業界のイメージを変える”を採用コンセプトに、「夢見るあなたへ」の採用メッセージを開発。新卒者向けの採用サイト、採用案内パンフレット制作を行い、採用ブランディングを実施しました。“男性の職場”と思われがちなプラント開発の仕事だからこそ、イラストを多用したユニセックスなデザインで採用強化を図ります。
地元就職を訴求する採用ブランディング実績｜株式会社群馬銀行
“群馬を動かすエネルギー”を採用コンセプトに、「地域を動かす、エネルギーになろう。」の採用メッセージを開発。新卒者向けの採用サイト、内定者向けのメンバー専用サイト、採用動画、採用DMなどの採用ツール制作を行いました。良い意味で銀行らしくない表現で、自分らしく働けそう・面白そうなど興味を持ってもらえるよう、企画構成を図りました。
採用ブランディングFAQ
採用ブランディングでよくある5つの疑問にお答えします。
近年の人材不足も相まって、優秀な人材の確保に向け、業種・業界を問わずあらゆる企業で「採用ブランディング」の重要性が高まっています。
一方「そもそも採用ブランディングって何？」「どのように進めたらいいの？」など、初めて採用ブランディングに取り組む企業担当者の方にとっては不明点も多いかもしれません。
ここでは、採用ブランディングに関して企業が抱える疑問について、わかりやすく解説した「採用ブランディングFAQ」をご紹介します。これから採用ブランディングを始めたい企業担当者の方や、採用課題の解決を図りたい方にとって参考となる内容を簡潔にまとめていますので、ぜひご参照ください。
Q1.中小企業でも採用ブランディングは必要ですか？
中小企業にとっても採用ブランディングは非常に重要です。むしろ、大企業と比べ知名度や採用リソースが限られている中小企業こそ、積極的に取り組むべき施策と言えます。採用ブランディングは規模に関係なく「自社の魅力を言語化・可視化する」こと。中小企業の人材戦略において、大きな武器になります。
Q2.採用ブランディングと採用広報の違いは何ですか？
採用ブランディングと採用広報は似たような言葉ですが、目的とアプローチに明確な違いがあります。採用ブランディングが、『中長期的に「この会社で働きたい」と思ってもらう企業イメージをつくること』に対し、採用広報は「応募を促すために、採用に関する情報を届けること」となります。
採用ブランディングと採用広報。そのどちらも必要ですが「採用ブランディング＝土台づくり」「採用広報＝アクション・採用促進」と考えると明確に区分けることができます。
《違いを一言で表すと》
・採用ブランディングは「会社のファンをつくる」こと
・採用広報は「今すぐ応募してもらう」ための活動
Q3.中途と新卒でブランディングは変えるべき？
中途採用と新卒採用では採用ブランディングのコンセプトや訴求ポイントを変える必要があります。なぜなら、それぞれの求職者が重視する価値観や情報が大きく異なるためです。ブランドの「コア（企業の本質）」は共通でOKですが、伝え方・見せ方はターゲットの特性を踏まえ、調整することが肝要となってきます。
Q4.採用コンサルから採用ツール制作など、どこまで支援できますか？
当社では採用ブランディングのコンサルティング（戦略立案）から、具体的な施策の実行支援まで一貫したサポートが可能です。必要に応じて、部分的なご依頼（例：採用サイト制作のみ）や、社内チームと連携して進めるハイブリッド型支援も可能ですので、まずは貴社の状況やご希望をお聞かせください。最適なサポートプランをご提案致します。
Q5.採用ブランディングには、いくらかかりますか？
採用ブランディングにかかる費用は、取り組む範囲や方法によって大きく異なります。貴社社内チームとの分業やフルサポートまで、貴社の状況に応じて柔軟なプラン設計が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。なお、次項目に「採用ブランディング料金の目安」を掲載していますので、そちらもご参照ください。
採用ブランディング費用の目安
採用ブランディングの主な構成と費用の目安
採用ブランディングの費用は、ご依頼内容や企画内容、施策のボリュームなどにより異なります。
あくまでも目安としてご参照ください。
採用ブランディング費用の目安
《採用ブランド戦略設計》
クリエイティブ・ディレクション：採用ブランディング実施に伴う進行管理費
費用（税別）：20万円〜
《採用コンセプト開発》
採用メッセージ開発：仕事の魅力をワンフレーズで言語化
費用（税別）：20万円〜
《Web制作》
採用サイト制作：求職者向けWebサイトの制作
費用（税別）：200万円〜
《動画制作》
採用動画制作：採用強化に向けた求職者向け動画の制作
費用（税別）：150万円〜
《パンフレット制作》
採用案内制作：求職者アプローチ用パンフレットの制作
費用（税別）：100万円〜
採用ブランディングで採用課題を解決する
価値ある採用ブランディングで、企業の魅力を届けます。
採用に成功しても、その後の定着なき採用には価値がありません。大切なのは、自社の魅力を正しく伝え、「見えている姿」と「見られたい姿」をイコールにすること。企業と求職者の双方に誤解なく、互いに幸せな入社を迎えられることです。
パドルデザインカンパニーの採用ブランディングは、「らしさ」を言語化し、企業の魅力を高いデザイン力で具現化します。また、「求職者の熱意」と「企業の思い」がつながるよう、最適なコミュニケーションプランを設計します。私たちの企画する、採用ブランディングにご期待ください。
採用ブランディングのクリエイティブチーム
ワンストップ体制で採用課題を解決へと導きます。
パドルデザインカンパニーには、プロジェクト全体を統括するプロデューサーやブランディングディレクターをはじめ、コピーライター、エディトリアルライター、アートディレクター、ブランドデザイナー、Webデザイナー、映像ディレクターなどが在籍し、プロジェクト毎に最適なチーム編成を行うことで採用ブランディングを最適解へと導いていきます。
ブランディング・プロデューサー
ご相談や課題を受け、実施プランの策定やプロジェクトの大まかなスケジュールなどを策定します。また、プロジェクトのゴール設定やマーケティング環境分析、市場分析などを行い、市場で勝ち抜くブランド戦略提案などを行います。
Producer
CEO Yoshiharu Toyoda
ブランディング・ディレクター
プロデューサー同様、マーケティング環境分析や市場分析を行うほか、以降で開発される採用コンセプトや採用メッセージ、ブランドコミュニケーション（採用サイトや採用動画、採用パンフレットなど）のデザインコントロールと制作スケジュール管理を行います。
Branding Director
Toyoda
Branding Director
Tani
Video Director / Editor
Fukuda
コピーライター/エディトリアルライター
採用ブランディングにおいて不可欠となる採用コンセプトの開発をはじめ、採用メーセージの制作を担当。また、採用ツールの企画立案・コピーライティングのほか、代表や社員インタビューでは取材・ライティングを担当します。
Senior Copywriter / Editorial Whiter
Shimizu
Senior Copywriter
Nara
Senior Copywriter / Creative Director
Miyazaki
Webデザイナー/Webディレクター
採用サイト制作時の要件定義やサーバ関連、Webデザイン、コーディング設計など、採用サイト制作に関わるあらゆる業務を担当。コピーライターやブランドデザイナーをはじめとするクリエイティブチームと密な情報共有を行い、採用サイトを最適解へと導きます。
Web Director / Web Designer
Kishino
Web Director / Web Designer
Murai
ブランドデザイナー/アートディレクター
採用ツールの企画やデザインに関わるアートディレクションやデザイン制作を担当。採用サイトを始めとするWebサイトデザインや、採用動画制作時の演出なども行い、ワンランク上の採用ツールを目指します。
Art Director / Brand Designer
Motoyama
Art Director / Brand Designer
Tomokane
Art Director / Brand Designer
Sugiura
Art Director / Brand Designer
Katsuno
Art Director / Brand Designer
Hatori
Brand Designer
Tsutsumi
Brand Designer
Itokawa
制作拠点｜採用ブランディングのパドルデザインカンパニー
東京の採用ブランディング会社
パドルデザインカンパニーは、5職種で編成された採用ブランディングカンパニー。採用コンサルティング会社とデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。
採用ブランディングのご相談、お待ちしております。
