表向きだけだと、裏目に出る。

企業と従業員の思いをイコールに近づける、インターナルブランディング。

企業と従業員の思いをイコールに近づける、インターナルブランディング。

Goal

目標設定

理念や価値観をすべての事業関係者と共有する。

ビジョンの達成に向け、企業が掲げるミッションを遂行するのは、社員や派遣社員、アルバイト、パートタイマーを含む全ての従業員です。また、商品運搬に関わる輸送業や倉庫業、卸売店から小売店に至るまで、商品やサービスの提供に関わる全ての事業関係者の協力によりミッションは遂行されていきます。商品やサービスの魅力を消費者に伝えるのも、従業員や事業関係者間の連帯感強化をするのも、全てはインナーとして括られる「すべての事業関係者」であることから、インターナルブランディングでは、「すべての事業関係者」と企業の掲げるミッション、ビジョン、そしてバリューを共有し、実現に向けての意識の変化が必要不可欠となります。

インターナルブランディングでは、「会社の思い」と「全ての事業関係者の思いや言動」がイコールになるよう、企業の掲げるミッション、ビジョン、バリューなどのミッションステートメントを言語化し、全ての事業関係者に向けて発信する様々な啓蒙活動の企画提案から実行、及び運用サポートを行います。

Merit

インターナルブランディングのメリット

従業員に慕われ、社会に愛される。

インターナルブランディングには、商品の知覚価値向上やサービス品質向上など、様々なメリットがありますが、なかでも従業員のロイヤルティ向上が最大のメリットであると言えます。前述したサービス品質向上は従業員のモチベーション向上により成されるものであり、モチベーションが向上することで離職率低下にもつながります。また、モチベーションの向上は、自然と社内の助け合いを生み出し、社員同士の連帯感を強め、生産性の向上が期待できます。

採用面においても、インターナルブランディングは多大なメリットを生み出します。明確なミッション、ビジョン、そしてバリューは共感する人材を惹きつけます。また、高いモチベーションで職務に従事する従業員の姿は、このチームに参加したいと考えるモチベーションの高い人材を惹きつけます。こうしてモチベーションの正のスパイラルが生じることで社内環境が改善し、社員の定着率が向上していきます。

Effect

インナーブランディングの効果

理解・共感から、育成する。

「会社がどこを目指しているのか」、そして「何を実現しようとしているのか」、また「どのような行動が求められているのか」など、企業が掲げる経営理念や企業理念、ミッション、ビジョンを正しく深く理解できている従業員は、決して多くはないかと思います。しかし、インナーブランディングを実施することで「企業ブランド」を従業員一人ひとりが正しく深く理解し、会社の思いに共感するモチベーションの高い従業員を育成することができます。

《具体的な効果》

・ミッション・ビジョン浸透に伴う目的の共有
・バリュー浸透に伴う価値観の共有
・クレド共有による行動指針の共有
・MVV/クレド浸透に伴うブランド理解の深化
・自社ブランドへの愛着と誇りの醸成
・従業員同士の連帯感の強化
・業務改善の促進や新規事業の発足
・従業員満足度の向上
・従業員モチベーションの向上
・従業員によるブランド発信の促進
・従業員定着率の向上(離職率の低下)
・優秀な人材確保(求人応募数の増加)
・サービス品質の向上
・商品・サービスなどブランド力の向上
・顧客満足度・ロイヤルティ向上
・ステークホルダーとの信頼関係強化

Failure Cause

インターナルブランディングの失敗要因

変える前に、変わること。

インターナルブランディングを検討される企業担当者の中には、これまで幾度もインナーブランディングを試みては知らぬ間に立ち消えとなってしまったり、効果を実感する前に断念を余儀なくされてしまった方も多いことと思います。これまで、十分な効果を得られなかったインターナルブランディングでの多くは、経営陣が唱えるビジョンや企業目標、ブランド実現でスタッフとの納得・共感が醸成できず「また社長が何か言っているなぁ…」と他人事のように流されてしまっていたり、せっかく共感してくれているスタッフに対し「行動するのは君たちです」などと現場に丸投げしてしまったりと、マネジメント側に問題があることも多く見受けられます。

また、スタッフの行動だけならばブランドが実現する方向へと強制的に変えることは出来るかもしれませんが、強制された行動はいつまでも「受け身」でしかなく、強固な行動管理など永続的にできるものではありません。一方的なスピーチや短絡的な制度変更、強制力などではヒトのココロを動かし、スタッフ自らの意思で率先した行動へと繋げることはできません。

このことから、インターナルブランディングの実現には、まずは経営層が意識改革を行い、社員から信頼される正しいマネジメントを行うことが必要です。また、企業の指針となるミッション、ビジョン、バリューをより具体的な言葉で明確化し、すべての従業員に共有すると共に自らが実践することが不可欠です。

従業員の行動変容が伴うインターナルブランディングの浸透には、相応の時間を要します。あせらず、騒がず、じっくりと根気よく施策を繰り返し行い、価値の共有が容易に行かない従業員がいたとしても安易に排除することのないよう、実施時には入念なポリシーとプランの策定が肝要です。

Point

実践のポイント

実践に不可欠な3つの要素。

インターナルブランディングの実践には、不可欠な要素が主に3点あります。企業はこの3点を必ず計画し、実践しなければインターナルブランディングの実現は不可能であると言えます。

ミッションステートメントを策定する

企業のすべき目的/指名/存在意義/役割などを明文化したものがミッションです。また、その先に見ている目標/理想像/展望がビジョンです。そして、それを実践する企業の価値観を表すものがバリューです。これらミッションステートメントの明確化をせずに、インターナルブランディングを実践することは不可能です。

評価のフィードバックを実施する

多くの企業で成果に対する評価のフィードバックが行われていますが、数字面の評価だけでなく、インターナルブランディングの実践に対する評価をフィードバックすることが大切です。特に、ミッションが正しく遂行されているか、バリューを遵守できているかなどがポイントとなり、評価軸が明確化された評価基準を整備し、従業員と共有すると共に評価のフィードバックを行い、個々のモチベーションを把握することが重要だと言えます。

定期的なトレーニング・教育を行う

日常業務のなかで繰り返し実践していくのはもちろんですが、正式な場を設け、ミッションステートメントの浸透を促すトレーニングや教育を定期的に行っていくことも大切です。日頃の実践が馴れ合いにならないよう、ミッション、ビジョン、バリューの再認識を定期的に行うことで、モラルやモチベーションのさらなる向上が期待できます。

Flow

インナーブランディングの実施の流れ

ブランドを企業のすべてにドライブする。

インナーブランディングは、企業や商品・サービスなど、その企業が持つ強みや特徴などの優位性を深く理解することから始まります。その後、調査・分析を経てメッセージシステムを開発し、社内浸透施策と併せ社外へのブランドコミュニケーションを図ります。また、デザインだけでなく、社内の制度改革や業務改善を図り、社内外ともにブランドエンゲージメント向上を図り、目標とするブランド像へと社内一丸となって邁進していくことが大切です。

《ご契約前》

1:ヒアリング
2:プラン提案
3:ご契約

《調査・分析》

4:オリエンテーション/ヒアリング(ヒアリングシート共有)
5:キーマンインタビュー
6:ワークショップ
7:KSF(重要成功要因)策定
8:フォーカスポイント決定

《メッセージシステム》

9:MVV開発
・社内Webアンケート/レポート
・ワークショップ/レポート
・ミッション/ビジョン/バリュー開発
・クレド開発
・ブランドコンセプト/タグライン開発
・その他 ブランドメッセージ開発

《理念浸透施策》

10:オフィス環境改善
・オフィス移転支援(物件調査/内見同行)
・オフィスデザイン(デザイン設計/施工業者選定支援)
・インテリアデザイン(企画/ディレクション)
・ビジョンアート制作(ウォールアート/オフィスアート)
11:モチベーション向上
・調査/分析/レポート
・イベント企画/実施運営(年間表彰/周年/他)
・サンクスカード導入支援
・福利厚生充足支援

《コミュニケーション強化》

12:チャット/グループウェア導入支援
・Webイントラネット開発(要件定義/企画/設計/デザイン/コーディング/システム開発/他)
・社内報作成(企画/デザイン/取材/撮影/印刷/他)

《採用強化》

13:採用ブランディング
・人材要件定義(ペルソナ設定)
・採用コンセプト開発
・採用サイト制作(要件定義/企画・設計・デザイン/コピーワーク/撮影/コーディング/他)
・採用パンフレット作成(企画/デザイン/コピーワーク/撮影/印刷/他)
・採用動画制作(企画/シナリオ/撮影/モーショングラフィック/ナレーション/編集/他)
・オフィス環境360°動画制作
・その他 採用ツール制作(合同説明会/オウンドメディア/DM/他)
14:採用支援
・採用媒体 選定支援(マイナビ/リクナビ/業界特化媒体/他)
・掲載情報の企画制作(取材/コピーライティング/撮影/他)
15:人事制度
・評価制度 開発支援
・教育/研修制度(企画/実施支援/他)

《業務改善》

16:DX開発
・OCR導入支援(紙資料のデジタル化システム)
・RPA導入支援(業務自動化システム)
・BPM導入支援(業務プロセスの最適化システム)
・Saas/ASP導入支援(クラウドサービス/ソフトウェア(システム開発環境/財務会計/給与計算/在庫管理/販売管理/グループウェア/他))

《ブランドコンサルティング》

17:ブランド研修/勉強会
18:ブランドKPI設定/PDCA
19:ブランドの社内浸透度調査
・企業理念/経営理念の認知と理解度調査
・ミッション・ビジョン・バリューの認知と理解度調査
・ブランドメッセージの認知と理解度調査
・行動指針の認知と理解度調査
・ブランディングの取組み認知と理解度調査
・自社ブランドイメージ調査
・従業員満足度調査

Evaluation

インナーブランディングの評価方法

定期的な調査・評価からPDCAを実施する。

インナーブランディングは中長期的かつ継続的な取り組みです。前述するミッション・ビジョン・バリュ・クレドの共有を図るだけではなく、商品開発、サービスポリシー、人事制度、評価指針、教育制度など、あらゆる制度をブランドに帰結することでブランドに対する意識を高めていくことが重要です。また、社内浸透度調査を定期的かつ繰り返し行い、評価していくことも大切です。

《社内浸透度調査》

・企業理念/経営理念の認知と理解度調査
・ミッション・ビジョン・バリューの認知と理解度調査
・ブランドメッセージの認知と理解度調査
・行動指針の認知と理解度調査
・ブランディングの取組み認知と理解度調査
・自社ブランドイメージ調査
・従業員満足度調査

Finally

最後に

一つひとつ丁寧に、計画・実施していきます。

いかに待遇が良くても、そこに信念がなければ従業員はいずれ離れていきます。だからこそ大切なのは、従業員の一人ひとりが自社ブランドに誇りと自負を持ち、自らの意思と行動で企業ブランドを体現する企業風土が根付くことです。

パドルデザインカンパニーでは、「会社の思い」と「社員の思い」がイコールになるよう、企業の掲げるミッション、ビジョン、バリューなどのミッションステートメントの言語化から、社内に向けて発信する様々なツールの開発、さらにはコミュニケーション施策の企画提案から実施及びサポートまでワンストップで行います。私たちの企画・デザインにご期待ください。

インナーブランディングのご相談、お待ちしております。