Project

伝わっていない想いを探し、伝わる言葉で表現し直す。

平日のランチタイムに狙いを定めている玉子屋の宅配弁当には、ビジネス街の定食屋さんをはじめ、コンビニ弁当、お弁当の移動販売など、たくさんの競争相手がいます。そのなかで選ばれるために検討したのが「昼食の位置づけ」。多忙な午前中を乗り切り、午後も走り切らなければならない“はたらく人”にとって「昼食はただ栄養を摂り、満腹にするものではない」という定義づけからプロジェクトはスタートしました。カロリーや栄養バランスを考慮したメニュー開発、旬の食材を使った飽きのこない日替わり弁当、冷めてもおいしく食べられる調理法など、十分に伝えられていないメッセージの発掘と見直しを行いました。素材へのこだわりのほか、ランチタイムに店を探したり、並ばなくてもいいという「宅配」の利便性の訴求、“はたらく人”にとっての昼食の意味など、味や価格だけの訴求にならないよう多面的なアプローチを検討しました。

Client Information

株式会社玉子屋

東京都内15区と横浜・川崎市内の10区でお弁当の宅配事業を営む玉子屋。「おいしいお弁当に真心をこめて」をスローガンに、卵や米などの素材はもちろん、塩、醤油、ソースも厳選したものを使い、調理方法にもこだわっており、1975年の創業から40年間で届けたお弁当は3億食にものぼるという。