理念と活動を“見える化”した、イオン環境財団のリーフレットデザイン。
2022年から4年連続で制作している本リーフレットは、イオングループ各社の顧客をはじめ、地方自治体・行政機関・大学など、幅広い関係者に向けて財団の取り組みを伝える広報ツールです。
表紙には、財団の理念である「自然とともに生きる」を中心に、実際の植樹・育樹活動の写真や、制作協賛を行った環境アニメーション「Future Kid Takara」、CMキャラクターのビジュアルをコラージュし、ビジュアルから理念を伝えるデザインに仕上げました。
扉ページでは、近年注力している「新しい里山づくり」にフォーカス。宮崎県綾町「イオンの森」での事例を通じて、取り組みの背景と意義を丁寧に紹介しています。中面では、「植樹」「助成」「環境教育・共同研究」「顕彰」の4つの活動分野を、各分野のアイコンと写真を用いてわかりやすく構成。植樹本数や参加人数、助成金額といった実績を大きな数字で見せることで、活動成果が直感的に伝わるデザインを意識しました。
また、日本語版に加え、カンボジアの協力機関向けにクメール語版も制作。文字化け対策として、クメール語フォントはすべてアウトライン化(画像化)し、PowerPoint上で最適なレイアウトを実現しています。
公益財団法人イオン環境財団
公益財団法人イオン環境財団は、「自然とともに生きる」を理念に掲げ、1990年に設立されました。以来、国内外での植樹活動をはじめ、生物多様性の保全や里山の再生、環境教育、助成・顕彰など、幅広い環境保全活動を継続的に推進しています。
地域住民やボランティア、自治体、専門機関との連携を大切にしながら、これまでに累計1,200万本を超える植樹を実施。近年では、宮崎県綾町「イオンの森」での育樹や、ユネスコエコパークとの連携を通じて、人と自然が共生する新しい里山づくりにも力を注いでいます。
また国際的な視点からは、生物多様性条約事務局と連携した「生物多様性みどり賞」の創設や、次世代を担う若者向けの環境教育プログラムの展開など、持続可能な地球環境の実現に向けた多角的な取り組みを進めています。