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押さえておきたい「内部SEO対策」の基本と実践ポイント
内部SEO対策の基本と実践を一気に習得!
成果につながるサイト改善のポイントを徹底解説します。
「内部SEO対策」の基本と実践ポイント
検索エンジンでの上位表示を目指すためには、コンテンツの質や外部からのリンク対策(外部<SEO)だけでなく、サイトそのものの設計や構造を最適化する「内部SEO対策」が重要な要因となります。内部SEOは、ユーザーと検索エンジンの双方にとって分かりやすいサイト作りを目指すもので、基本的な項目をしっかり押さえることでSEO効果を底上げし、中長期的な集客力の向上へとつながります。
本記事では、成果に直結する内部SEO対策の基本ポイントを、これから対策を始めたい方にも分かりやすく解説します。

Step1.サイト構造の最適化
検索エンジンとユーザーの双方にとって分かりやすいサイト構造は、内部SEOの基本です。階層が深すぎる構造はクロール効率を下げ、ユーザーの利便性も損なうため、トップページから最下層ページまでできるだけ浅い階層構成を心がけることが大切です。
また、パンくずリストを設置することで、ユーザーは現在位置を把握しやすくなり、検索エンジンにもページの構造情報を伝えることができます。
さらに、HTMLサイトマップ(ユーザー向け)とXMLサイトマップ(検索エンジン向け)を用意することでクロールを促進し、サイト全体のインデックス精度向上を図ることも大切です。
Point1.トップページ → 最下層ページまで階層が深すぎない構造
ユーザーや検索エンジンが重要なページに素早く到達できるよう、サイト階層は3階層以内で浅く設計しましょう。
Point2.パンくずリストの設置で、ページ位置を明示
ユーザーが現在位置と上位階層をすぐに把握できるようにします。これによりサイト内の移動が容易になり、ユーザビリティが向上します。
Point3.サイトマップ(HTML / XML)を用意してクロール促進
サイト全体のページ構造を検索エンジンとユーザーに正しく伝えるため、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの両方を用意します。
Step2.内部リンクの整理と強化
内部リンクの最適化は、ユーザーの回遊性を高めるだけでなく、検索エンジンにとってもサイト全体の構造やページ間の関係性を理解させる重要な要素です。関連性の高いページ同士を自然な形で内部リンクでつなぐことで、ユーザーにとっても必要な情報にスムーズにたどり着きやすくなります。
また、孤立したページ(どこからもリンクされていないページ)はクロールされにくくなるため、すべてのページに必ず他ページからのリンクを設け、サイト全体に一貫性のあるリンク構造を図ることが大切です。
さらに、アンカーテキスト(リンクテキスト)には、リンク先の内容が適切に伝わるよう、関連キーワードを自然に盛り込むことがSEO効果を高めるポイントです。
Point1.関連するページ間を自然な形の内部リンクでつなぐ
関連ページ同士を内部リンクでつなぐことで、ユーザーの回遊性とSEO評価が向上し、クロール効率も改善されます。
Point2.孤立ページを作らない(すべてのページに他ページからのリンクを用意)
孤立ページを作らず、すべてのページに他ページからリンクを張ることで、検索エンジンのクロール漏れを防ぎ、全ページのインデックス精度とSEO効果を高めます。
Point3.アンカーテキスト(リンクテキスト)に適切なキーワードを含める
アンカーテキストに適切なキーワードを含めることで、リンク先ページの内容を検索エンジンに明確に伝え、SEO効果を高めます。
Step3.適切なメタ情報設定 【注意!最重要項目】
「titleタグ」と「meta description」は、検索結果に直接表示されクリック率(CTR)にも大きく影響する最も重要な項目です。すべてのページにユニークなtitleタグとmeta descriptionを設定することで、検索エンジンにページ内容を正しく伝え、ユーザーに興味を持ってもらいやすくなります。
また、重要なキーワードを自然な文脈で盛り込みつつ、わかりやすく魅力的な文言にすることで、検索結果からの誘導効果(クリック率)が向上します。
単なるSEO対策だけでなく、ユーザー目線で「クリックしたくなる」文章を意識することが成果につながるポイントです。
Point1.各ページにユニークな「titleタグ」と 「meta description」を設定
各ページにユニークなtitleタグとmeta descriptionを設定することで、検索エンジンに情報価値を正しく伝えます。また、検索結果での視認性とクリック率の向上からSEO効果を高めます。
Point2.キーワードを盛り込みつつ自然な文言にする(クリック率向上)
キーワードを自然な文言に盛り込むことで、検索意図にマッチした魅力的な表示となり、クリック率の向上につながります。
Step4.URL構造の整備
URL構造は、検索エンジンとユーザーの両方にとってページ内容や構造を理解しやすくする重要な要素です。短くシンプルで意味のわかるURL(例:/service/seo/)は、SEOにもユーザー体験にも有利に働きます。
また、URLの正規化(wwwの有無、httpとhttpsの混在防止)を行い、同一コンテンツが複数のURLで評価されないように整備することも大切です。
さらに、不要なパラメータや動的URLの多用はクロール効率を下げる要因になるため、可能な限り静的で整然としたURL設計を心がけましょう。
Point1.わかりやすく、短めのURL(例:/service/seo/)
わかりやすく短めのURLにすることで、ユーザーと検索エンジン双方に内容が伝わりやすくなり、SEO効果が高まります。
Point2.URLの正規化(wwwあり・なし、http/https混在防止)
URLの正規化を行うことで重複コンテンツを防ぎ、SEO評価の分散を避けてサイト全体の評価を高めます。
Point3.不要なパラメータや動的URLの多用を避ける
不要なパラメータや動的URLを避けることでURL構造がシンプルになり、クロール効率とSEO効果が向上します。
Step5.ページ表示速度の改善
ページ表示速度は、ユーザー体験を大きく左右するだけでなく、検索エンジンの評価にも影響する重要な要素です。表示速度が遅いサイトはユーザーの離脱率が高まり、SEOパフォーマンスも低下してしまいます。そのため、表示速度が低下する要因を抽出し、定期的な速度改善に取り組むことが大切です。
Point1.画像は適切なサイズに圧縮・最適化
画像を適切なサイズに圧縮・最適化することでページ表示速度が向上し、ユーザー体験とSEO評価が改善されます。
Point2.CSS・JavaScriptは可能な限り軽量化・遅延読み込みを活用
CSS・JavaScriptを軽量化し遅延読み込みを活用することで初回表示速度を改善し、ユーザー体験とSEO効果を高めます。
Point3.キャッシュ設定を活用し再読み込み時の負荷を低減
キャッシュ設定を活用することで再訪問時のページ読み込みが高速化され、ユーザー体験とサイト全体のパフォーマンスが向上します。
Point4.サーバー性能の見直し・CDN活用
サーバー性能の見直しとCDNの活用によりページ表示速度と安定性が向上し、ユーザー体験とSEO効果が高まります。
Step6.モバイルフレンドリー対応
現在のWebサイトは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からのアクセスが非常に多く、モバイルで快適に閲覧できることがSEOにおいても重要な評価基準となっています。モバイルフレンドリー対応はユーザビリティ向上だけでなく、Googleのモバイルファーストインデックスにも対応するため必須の施策です。
Point1.レスポンシブデザインの導入
レスポンシブデザインを導入することであらゆるデバイスで快適な閲覧体験を提供し、モバイル対応によるSEO効果も向上します。
Point2.タップ領域やフォントサイズの最適化
タップ領域やフォントサイズを最適化することでモバイルユーザーの操作性と閲覧性が向上し、ユーザー満足度が高まります。
Point3.モバイルフレンドリーテスト(Google提供)で定期的にチェック
モバイルフレンドリーテストを定期的に実施することで、モバイル対応状況を確認し、必要な早期改善を実施できます。
Step7.コンテンツの構造化
コンテンツの構造化は、検索エンジンにページ内容を正確に理解させ、ユーザーにとっても読みやすいページを作るための重要な施策です。論理的な構造と適切なマークアップにより、SEO効果とユーザビリティを同時に高めることができます。
Point1.見出しタグ(h1〜h3など)を論理的に活用
見出しタグ(h1〜h3など)を論理的に活用することで、ページ構造が明確になり、検索エンジンとユーザー双方に内容が伝わりやすくなります。
Point2.schema.orgなどの構造化データを設定 → リッチリザルト対応
schema.orgなどの構造化データを設定することで、検索結果にリッチリザルトが表示され、視認性とクリック率が向上します。
Point3.テキストは読みやすく段落やリストで整理
テキストを段落やリストで整理することで、読みやすさが向上し、ユーザーの理解促進と滞在時間の向上につながります。
Step8.その他のテクニカルSEO
テクニカルSEOは、サイト全体の健全性と検索エンジンからの評価を高めるために欠かせない要素です。細部にまで配慮した対応が、クロール効率やユーザー体験向上につながります。以下の基本項目は必ず押さえておきましょう。
Point1.404ページ(カスタムエラーページ)の用意
404ページ(カスタムエラーページ)を用意することで、ユーザーの離脱を防ぎ、サイト内の回遊を促進できます。
Point2.リダイレクトの適切な実装(301/302)
適切なリダイレクト(301/302)を実装することで、SEO評価の引き継ぎとユーザーのスムーズなページ遷移を実現できます。
Point3.重複コンテンツの整理と回避
重複コンテンツを整理・回避することで、SEO評価の分散を防ぎ、検索エンジンに正しいページを明確に伝えることができます。
Point4.常時SSL化(https化)を実施
常時SSL化(https化)を実施することで、サイトの安全性と信頼性が向上し、SEO評価にも好影響を与えます。
まとめ:押さえておきたい「内部SEO対策」の基本と実践ポイント
いかがでしたでしょうか?内部SEO対策は、ユーザー体験の向上と検索エンジンからの評価を高めるための重要な取り組みです。今回ご紹介した基本項目を一つひとつ丁寧に実践することで、サイト全体の品質向上と集客効果の強化につながります。ぜひ日々の運用に役立ててください。
ブランディングチーム
パドルデザインカンパニーには、プロジェクト全体を統括するプロデューサーやブランディングディレクターをはじめ、コピーライター、エディトリアルライター、アートディレクター、ブランドデザイナー、Webデザイナー、映像ディレクターなどが在籍し、プロジェクト毎に最適なチーム編成を行うことでブランドを最適解へと導いていきます。
記事制作/プロデューサー
ご相談や課題を受け、実施プランの策定やプロジェクトの大まかなスケジュールなどを策定します。また、プロジェクトのゴール設定やマーケティング環境分析、市場分析などを行い、市場で勝ち抜くブランド戦略提案などを行います。
Producer
CEO 豊田 善治
東京のブランディング会社

パドルデザインカンパニーは、5職種で編成されたブランディングカンパニー。ブランドコンサルティングとデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。