18
ブランディングを依頼する本質的なメリットとは？
“伝わる”ことで、ブランド価値は高まる。
ブランディングの本質的なメリットを、戦略と実務の観点から解説します。
ブランディングを依頼する本質的なメリットとは？
ビジネスにおいて、商品やサービスの「中身」がいかに優れていても、それだけでは選ばれる理由にはなりません。現代の市場では、“何を提供するか”以上に、“どう伝えるか”が問われています。そこで重要になるのが「ブランディング」です。しかし、「ブランディング」と聞いても、その具体的な効果や、外部に依頼する意味が今ひとつ見えにくいという方も少なくありません。
本記事では、ブランディングをプロに依頼する本質的なメリットについて、表面的なイメージではなく、戦略的・実務的な側面から深掘りしてご紹介します。ブランドが持つべき「らしさ」や「信頼感」、そして結果につながる「一貫性」をどう構築していくか。その答えを一緒に見つけていきましょう。
ブランディングを依頼する5つのメリット
1.自社の“魅力”を客観的に再発見できる
プロの視点でヒアリング・分析を行うことで、自社では気づけなかった強みや価値が明確になります。思い込みや内部目線に偏った打ち出し方を避け、より本質的なブランドの軸を言語化・視覚化できます。
2.一貫性のある世界観で「信頼感」が生まれる
ブランドカラー、ロゴ、トーン、メッセージなどを整えることで、企業の印象が統一され、顧客からの信頼や共感が得やすくなります。特にWeb・SNS・広告など多チャネルでの発信が必要な今、一貫性は非常に重要なポイントとです。
3.“選ばれる理由”を明確にできる
競合との差別化を明確にし、自社を選ぶ必然性を伝えることがブランディングの最重要ポイントです。見た目や言葉だけでなく、戦略的な「ポジショニング」が整うことで、価格競争からも抜け出しやすくなります。
4.社内の意識統一・行動指針につながる
ブランドの方向性が明確になると、社員の意識や判断軸も揃い、組織としての行動がぶれにくくなります。採用や営業、商品開発などにも好影響を及ぼします。
5.成果につながる“伝え方”が手に入る
単なるデザインやおしゃれな言葉ではなく、ファン獲得につながる伝え方・見せ方を設計できるのがプロの仕事です。ターゲットに刺さる表現、心を動かすストーリーテリングなどが成果に直結します。
ブランディングによって企業の未来がどう変わるのか？
ブランディングによって企業の未来がどう変わるのか。これは単なる「見た目」の話ではなく、事業の根本的な価値や成長戦略に直結するテーマです。以下に、ブランディングが企業にもたらす5つの変化を具体的に解説します。
ブランディングが企業にもたらす5つの変化
1.「価格」ではなく「価値」で選ばれる
ブランディングが確立されると、価格競争に巻き込まれにくくなります。なぜなら、商品そのものの機能やサービス内容ではなく、「そのブランドだから選ぶ」という感情的なつながりや信頼が生まれるからです。
例：スターバックスは高価格でも選ばれる。理由は「体験」や「雰囲気」というブランド価値にある。
2.優秀な人材やパートナーが自然と集まる
ブランディングは社外だけでなく、社内外のステークホルダーにも強く作用します。明確なブランドビジョンや価値観に共感した優秀な人材の応募が獲得できるほか、良質な取引先と出会えるなどの好循環が生まれます。
3.社内の意思決定や行動にブレがなくなる
ブランドの方向性が明確になることで社員の判断基準が統一され、日常業務における迷いがなくなります。新商品開発や広告戦略、営業トークに至るまで、「自社らしさ」に沿った意思決定ができるため、組織としての一体感が強まります。
4.顧客との商取引が“長期的な信頼関係”に変わる
単なる「売って終わり」の関係ではなく、顧客の心に残り、リピートや紹介につながる関係へと変化します。ブランドに共感してくれるファンが増えることで、広告に頼らずとも持続的に売上が上がる仕組みを構築することができます。
5.市場でのポジションが明確になり、競合に埋もれない
ブランディングにより、「自社は誰に、どんな価値を提供しているか」が明確になります。結果として、ニッチでも確実にファンがいる市場で競合と比較されにくい唯一無二の存在になることができます。
ブランディング着手に必要な要素
ブランドをつくるとは、“自社らしさ”を明確にし、それを社内外に一貫して伝えていくこと。単なるロゴやデザインの刷新ではなく、企業の本質を見つめ直し、未来に向けた価値を再定義するプロセスです。そのためには、以下のような“土台”が必要です。
ブランディング着手に必要な5つの要素
1.強い決意：ブランドづくりを“本気でやり抜く”覚悟
ブランディングは、企業の“あり方”や“伝え方”を根本から見直し、中長期的に育てていくプロセスです。そのため、表面的な変化だけを求めてしまうと、途中で方向がぶれたり、効果が感じられずに中途半端に終わってしまうことも少なくありません。
必要なのは、「このブランドで何を伝え、誰に、どう選ばれる存在になるのか」というゴールに対して、本気で向き合い続ける強い意志と覚悟。意思決定に迷わないためにも、経営者やリーダーが自らその覚悟を持つことが、ブランディングの成功を左右する大きな要因となります。
2.自社理解と棚卸し：何を守り、何を変えるのか
まず必要なのは、自社が持つ価値や強み、これまでの歩みを整理すること。現状を正確に把握し、何を守り、何を変えるのかを見極める作業が、ブランドの「核」をつくる第一歩となります。
3.明確な目的・ゴール設定
「なぜ今ブランディングが必要なのか？」「誰にどう見られたいのか？」という問いに明確な答えを持つことが大切です。目指す方向性が定まっていないブランドは、表現や施策も一貫性を失い、求める効果に至りません。
4.ターゲットの明確化
ブランドは自己満足のためにあるのではなく、「誰か」に届いてこそ意味があります。理想の顧客像を明確にし、誰の共感を得たいのか、どんな感情を動かしたいのかを定義することが大切です。
5.社内を巻き込む体制づくり
ブランディングは経営者だけで行うものではありません。現場や社員が「ブランドの担い手」として動ける環境と意識づけが大切です。共有や教育、浸透のための仕組みづくりも含めて考える必要があります。
ブランディングを依頼する本当の価値。企業の未来を変える“伝え方”の力
ブランディングは、企業の未来への投資であり、“らしさ”と“伝え方”を磨く戦略です。自社だけでは見えにくい本質を引き出し、選ばれるブランドへと導くために、プロの力を活用する価値は非常に大きいのです。
ブランディングチーム
パドルデザインカンパニーには、プロジェクト全体を統括するプロデューサーやブランディングディレクターをはじめ、コピーライター、エディトリアルライター、アートディレクター、ブランドデザイナー、Webデザイナー、映像ディレクターなどが在籍し、プロジェクト毎に最適なチーム編成を行うことでブランドを最適解へと導いていきます。
記事制作/プロデューサー
ご相談や課題を受け、実施プランの策定やプロジェクトの大まかなスケジュールなどを策定します。また、プロジェクトのゴール設定やマーケティング環境分析、市場分析などを行い、市場で勝ち抜くブランド戦略提案などを行います。
Producer
CEO 豊田 善治
東京のブランディング会社
パドルデザインカンパニーは、5職種で編成されたブランディングカンパニー。ブランドコンサルティングとデザイン会社の両側面を持ち合わせ、クライアントの課題に実直に向き合います。南青山に構える本社を主な拠点に、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3件を中心に、北海道から沖縄まで全国対応可能です。
