なかに、まちを。

老人ホーム 施設ブランディング実績25
Project

施設ではなく、街に住まう。

カメリア桜ヶ丘は、施設中央に位置するホールを中心に4ユニットを形成する特別養護老人ホーム。新規開設に先駆け、設計段階からブランディング計画に携わり、ブランドロゴやコンセプト開発を行いました。

カメリア桜ヶ丘最大の特長は、音楽コンサートや映画上映をはじめ、カフェ飲食やショッピングイベントなど、地域との様々なコミュニケーションが計画される吹き抜けの大ホールがあること。まるで建物内に「街」が存在しているかのような大ホールであることから、ブランドの中核に掲げることを提案。「なかまち」とネーミングしました。

「なかまち」はひとつの街。ご利用者は「老人ホームに入居する」のではなく、「なかまち」に住まう住人。だからこそスタッフは、サービス利用者としてお客様をおもてなすのではなく、あくまでも住民をサポートする役割を担います。ご利用者が毎日の暮らしを楽しむ「家」のような場所であること。そんな施設を目指し、どこにもない新しいコンセプトを掲げた「カメリア桜ヶ丘」が誕生します。

Client Information

社会福祉法人カメリア会|特別養護老人ホーム カメリア桜ヶ丘

社会福祉法人カメリア会は、日本最大規模で医療・介護業界を牽引する「湖山医療福祉グループ」の傘下企業。今回ブランディングを担当させて頂いた「特別養護老人ホーム カメリア桜ヶ丘」のほか、小学校跡地を活用した福祉3施設複合事業「特別養護老人ホーム カメリア」「有料老人ホーム キーストーン」「母子生活支援施設 パークサイド亀島」、産学協同事業「特別養護老人ホーム カメリア平塚」、官民一体事業「特別養護老人ホーム カメリア藤沢SST」を企画・運営するなど、業界の常識を覆す新たな試みを続々と打ち出しています。

Naming

施設中央に位置する大ホールをネーミングする。

カメリア桜ヶ丘では、設計段階から参画させて頂いたことから、施設中央に位置する大ホールを「なかまち」とネーミングし、「なかに、まちを。」のコンセプトを開発。施設の中に街があるという、まったく新しいコンセプトを掲げる老人ホームとしました。街にはどのような施設が必要なのか、どのような設備があるべきなのか、の議論を重ね、ホールに設置する街頭をはじめ、細かなインテリアの企画・デザインも提案。ハードからソフトに至るまで、トータルでプランニングを行い、唯一無二のブランド開発を行いました。

Logo

海のある街、なかまち。

施設中央に位置する大ホール「なかまち」は、ネーミングのほかロゴを提案。海に面する平塚市に誕生する新たな街のシンボルであることから、海、空、かもめをロゴデザインで表現しました。

Concept Book

コンセプトを継承していくために。

ここで働くスタッフはもちろん、ご利用者、そしてそのご家族にカメリア桜ヶ丘のコンセプトを理解して頂けるよう、「なかに、まちを。」のコンセプトを伝えるパンフレットを制作。「なかまち」がどのようにして誕生したのか、その想いや考え方を、抽象化したイラストとメッセージで表現しました。コンセプトブックの開発は、人から人へ、絶えることなくコンセプトが継承していけるよう行った、ブランディングプランのひとつです。

Facility Brochure

コンセプトをインストールした施設案内。

コンセプトブックとは別冊で、設備、空間、そしてサービスを紹介する施設案内パンフレットを作成。機能紹介を目的とするパンフレットでありながら、名刺と連動する色玉を用いた表紙デザインを制作し、カメリア桜ヶ丘のコンセプトをインストール。自分の色を選べる名刺、それらが集まってカメリア桜ヶ丘の顔になる。そんな想いを施設案内パンフレットの表紙にデザインしています。

Facility Movie

その想いと情熱を、声と映像で伝える。

人が集える場所。家庭でいうとリビングのような場所であり、家族がコミュニケーションを図れる場所。同時に、近所の人々がコミュニケーションを図れる場所。そんな空間をつくれないだろうか。そんな想いから、施設中央に「なかまち」という空間が誕生した。「なかまち」は中にある街。まるで街に出かけたようなワクワク感がある場所。そして、外出の容易でない方も、人と人とのコミュニケーションが図れる場所。そんなコンセプトを掲げる、まったく新しい施設「カメリア桜ヶ丘」。その想いと情熱を、施設に携わる多くの人たちの声と映像で伝えています。

Postcard

ここでの暮らしを発信していく。

入居者のみなさまが、ご家族やご友人にお手紙を出せるよう、6枚セットのポストカードを制作。施設内や周辺環境の風景が印刷されたポストカードを入居時のプレゼントとして進呈し、ここでの暮らしを発信していきます。

Signboard

施設全体をひとつの街と捉えるサインボード。

東西南北に別れるユニット名にプラスして、1Fは1丁目、2階は2丁目と設定。施設全体をひとつの街と捉え、館内に住居表示を行いました。自分たちの家であることをより感じて頂けるよう、「1丁目南3号室にお住まいの○○さん」とお呼びしていきます。

Stationary

CI/VIに準拠したデザイン。

名刺・封筒などのステーショナリーは、法人格であるカメリア会のCIに準拠してデザイン。東京都江東区の「特別養護老人ホーム カメリア」との関連性が伝わるよう、法人VIに統一したデザインとしています。